株式会社ノリタケカンパニーリミテド（以下ノリタケ）が開発したカーボンフリー燃料の直接供給型燃料電池用部品「セラミックスセル」および「封止ガラス」が2016年『“超”モノづくり部品大賞』の最高位である「大賞」に選定されました。

『“超”モノづくり部品大賞』は、モノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催し、日本のモノづくりの競争力の源泉である産業・社会の発展に貢献する部品や部材を毎年表彰しているものです。

受賞部品

カーボンフリー燃料の直接供給型燃料電池用部品「セラミックスセル」および「封止ガラス」

概要

当製品は、カーボンを含まないアンモニアを直接燃料にすることでCO2フリー発電あるいはCO2排出を低減した高効率な発電を可能とした燃料電池用部品です。>

従来の水素供給型の燃料電池では、一般的に都市ガスから製造した水素を燃料とするため、その過程で二酸化炭素が発生していますが、水素燃料の代わりにアンモニア燃料を供給するためには、アンモニアで劣化しないセルや封止ガラスの開発が課題でした。>

今回、アンモニアに耐久性のある部材を創製したことにより、カーボンフリー燃料であるアンモニアの直接供給型燃料電池の運転において世界最大規模の発電を実現しました。こうしたカーボンフリーへの取組みが評価されました。>

本研究の一部は、総合科学技術・イノベーション会議のSIP（戦略的イノベーション創造プログラム）「エネルギーキャリア」（管理法人：JST）によって実施されました。>

カーボンフリー燃料の直接供給型燃料電池用部品「セラミックスセル」および「封止ガラス」の開発