マテリアリティ
私たちノリタケグループは、気候変動、テクノロジーの進化、人々のライフスタイルや価値観の変化などさまざまなものが急速に変わりゆく時代においても、社会の課題やニーズを把握し、継続的に新たな価値を提供していくことで社会の持続的な発展に寄与、貢献したいと考えています。
2030年に向けた長期ビジョンを見据え、当社グループが優先して取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を「環境負荷の低減」「新しい価値の継続的な提供」「良質・安全な製品の安定供給」「ウェルビーイングな社会の追求」「従業員エンゲージメントの向上」「ガバナンスの持続的な強化」の6つとして、持続可能な社会の実現と企業価値の継続的な向上を目指すサステナビリティ経営を推進します。
優先的に取り組む課題の特定プロセス
- 課題の抽出
GRIスタンダードやSASB、SDGsなどの国際的なガイドラインを参照しながら環境、社会、ガバナンスの課題を抽出 - 課題の重要性評価
社内の各部門の代表からなるタスクフォースでの討議や、従業員、お客様へのアンケートを実施 - 重要課題をマッピング
「自社にとっての重要度」と「ステークホルダーにとっての重要度」の2軸でマッピングし評価 - 取り組み内容および目標設定
重要性が高いと判断した課題について、具体的な取り組み内容と目標を設定 - 決議
特定したマテリアリティを、取締役会において決議

マテリアリティ(重要課題)
マテリアリティ | 取り組み内容 | 2027年度目標 | |
---|---|---|---|
地球を元気に | 環境負荷の低減
[関連するSDGs項目] |
CO2排出量の削減 | CO2排出量:5.3万トン以下(2018年度比45%削減) |
不要物の削減 | 不要物排出量売上高原単位:6%削減(2024年度比) | ||
環境配慮製品の提供 | 新商品売上高における環境配慮製品比率:70%以上 | ||
社会を便利に | 新しい価値の継続的な提供
[関連するSDGs項目] |
新商品の提供 | 新商品売上高伸長率:45% (2024年度比) |
新しい価値の創造 | オープンイノベーションの活用 | ||
コア技術の開発力強化 | 特許保有数:15%増(2024年度比) | ||
業務プロセスのイノベーション推進 | デジタルを用いた業務プロセスの見える化と効率化・高度化 MIの活用推進 DX人材育成プログラム構築 |
||
良質・安全な製品の安定供給
[関連するSDGs項目] |
品質向上に向けた活動の推進 | 製品事故件数:0 | |
クレーム件数:30%削減(2024年度比) | |||
品質保証体制の強化 | |||
持続可能な調達の推進 | 原材料・部品等の調達に関するリスクの特定と対策の実施 | ||
購買ガイドラインの共有・浸透・推進:重要取引先とのコミュニケーション実施 年1回以上 | |||
人と社会を幸福に | ウェルビーイングな社会の追求
[関連するSDGs項目] |
ウェルビーイング製品の提供 | 売上高比率:10%以上 |
人権の尊重 | 人権デューディリジェンスの実践 | ||
地域社会への貢献 | 食空間を豊かにするイベントの開催 社会科見学の場の提供 |
||
従業員エンゲージメント向上
[関連するSDGs項目] |
従業員の心身の健康促進 | 有給休暇取得率:75%以上 | |
ストレス総合リスク:100以下 | |||
いきいきと働ける職場づくり | エンゲージメントスコアのモニタリングと向上 | ||
キャリア形成実感度/満足度の測定と継続的向上 | |||
多様性を尊重する風土の醸成 | 男性育児休業取得率:75%以上 | ||
女性役職者数:20%増(2024年度比) 女性基幹職数:20%増(2024年度比) |
|||
基盤を強固に | ガバナンスの持続的な強化
[関連するSDGs項目] |
ガバナンス体制の強化 | 取締役会の実効性向上 |
サステナビリティ経営推進体制の基盤強化 | |||
リスクマネジメント体制の強化 | |||
情報セキュリティの向上 | 物理的・技術的・人的対策の強化 | ||
コンプライアンスの徹底 | コンプライアンス教育体系の確立 |
具体的な取り組み
環境負荷の低減
私たちが住む地球は気候変動や環境汚染などのさまざまな環境問題に直面しています。
ノリタケグループは、環境への配慮はサステナビリティ経営を目指す上での基本と考え、地球環境の保全を重要な経営課題の一つと位置付けました。
低炭素社会への移行に向けたCO2の削減、埋め立て処分量を減らすための不要物削減、また環境に配慮した製品・サービスの開発・提供に努め、環境負荷の低減に貢献していきます。
マテリアリティ | 取り組み内容 | 2027年度目標 |
---|---|---|
環境負荷の低減
[関連するSDGs項目] |
CO2排出量の削減 | CO2排出量:5.3万トン以下(2018年度比45%削減) |
不要物の削減 | 不要物排出量売上高原単位:6%削減(2024年度比) | |
環境配慮製品の提供 | 新商品売上高における環境配慮製品比率:70%以上 |
新しい価値の継続的な提供
気候変動、テクノロジーの進化、人々のライフスタイルや価値観の変化などさまざまなものが急速に変わりゆく時代においても、社会のニーズを把握し、成長領域を見極め、継続的に新しい製品・サービスを提供していくことで社会の持続的な発展に寄与したいと考えています。
ノリタケの強みを活かしつつ、積極的に他社、大学などとも連携しながら、スピード感をもって新しい価値の継続的な提供をしていきます。
マテリアリティ | 取り組み内容 | 2027年度目標 |
---|---|---|
新しい価値の継続的な提供
[関連するSDGs項目] |
新商品の提供 | 新商品売上高伸長率:45% (2024年度比) |
新しい価値の創造 | オープンイノベーションの活用 | |
コア技術の開発力強化 | 特許保有数:15%増(2024年度比) | |
業務プロセスのイノベーション推進 | デジタルを用いた業務プロセスの見える化と効率化・高度化 MIの活用推進 DX人材育成プログラム構築 |
関連リンク
良質・安全な製品の安定供給
ステークホルダーの皆さまから信用・信頼していただける企業であり続けるためには、安全かつ安心してご利用いただける製品・サービスの品質確保が不可欠です。
ノリタケグループは、お客様が求める「良品」を速やかに確実に提供するため、品質向上に向けた活動や、サプライチェーンマネジメントの推進に取り組み、良品・安全な製品の安定供給を行います。
マテリアリティ | 取り組み内容 | 2027年度目標 |
---|---|---|
良質・安全な製品の安定供給
[関連するSDGs項目] |
品質向上に向けた活動の推進 | 製品事故件数:0 |
クレーム件数:30%削減(2024年度比) | ||
品質保証体制の強化 | ||
持続可能な調達の推進 | 原材料・部品等の調達に関するリスクの特定と対策の実施 | |
購買ガイドラインの共有・浸透・推進:重要取引先とのコミュニケーション実施 年1回以上 |
ウェルビーイングな社会の追求
ウェルビーイングとは、身体だけでなく、精神的、社会的にも満たされている広い意味での幸福を指し、ノリタケグループは、すべての人々の幸福を目指して事業活動を行っています。
グローバル化によって企業が人権を侵害する可能性が潜在的に大きくなる中でも、すべての人々の人権を尊重し、事業活動を通して人と社会を幸福にし、共栄することでウェルビーイングな社会を追求していきます。
マテリアリティ | 取り組み内容 | 2027年度目標 |
---|---|---|
ウェルビーイングな社会の追求
[関連するSDGs項目] |
ウェルビーイング製品の提供 | 売上高比率:10%以上 |
人権の尊重 | 人権デューディリジェンスの実践 | |
地域社会への貢献 | 食空間を豊かにするイベントの開催 社会科見学の場の提供 |
関連リンク
従業員エンゲージメントの向上
ノリタケグループは、従業員が働きやすく、やりがいをもって職務を遂行できることが、企業活動の原動力につながるものと考えています。
従業員の心身の健康増進はもちろん、人種・国籍・性別・年齢・障害の有無などを問わず、多様な個性や価値観を持つ従業員一人ひとりが、経験・技能を活かし、困難な課題にも果敢に挑戦でき、成長機会を得られる職場づくりを通し、業績拡大につながる従業員エンゲージメントの向上を目指します。
マテリアリティ | 取り組み内容 | 2027年度目標 |
---|---|---|
従業員エンゲージメント向上
[関連するSDGs項目] |
従業員の心身の健康促進 | 有給休暇取得率:75%以上 |
ストレス総合リスク:100以下 | ||
いきいきと働ける職場づくり | エンゲージメントスコアのモニタリングと向上 | |
キャリア形成実感度/満足度の測定と継続的向上 | ||
多様性を尊重する風土の醸成 | 男性育児休業取得率:75%以上 | |
女性役職者数:20%増(2024年度比) 女性基幹職数:20%増(2024年度比) |
関連リンク
ガバナンスの持続的な強化
コーポレートガバナンスや、リスクマネジメントは会社存続のための土台となる基本的なものであり、企業価値の向上には不可欠です。
公正で透明な経営を行うためには、ガバナンスの仕組みを改善し続ける必要があり、さまざまなリスクを予測し、対策を講じることが求められます。
ノリタケグループは経営環境の変化に迅速かつ機動的に対応し意思決定を行う体制と、経営と執行に対する監督を行う体制を維持・強化し、カバナンスの持続的な強化を目指します。
マテリアリティ | 取り組み内容 | 2027年度目標 |
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ガバナンスの持続的な強化
[関連するSDGs項目] |
ガバナンス体制の強化 | 取締役会の実効性向上 |
サステナビリティ経営推進体制の基盤強化 | ||
リスクマネジメント体制の強化 | ||
情報セキュリティの向上 | 物理的・技術的・人的対策の強化 | |
コンプライアンスの徹底 | コンプライアンス教育体系の確立 |
関連リンク