
※導入後のスラッジ回収の様子
研削工程におけるクーラント液中の磁性スラッジ除去
自動車用部品(材質:S45C)
- 企業名
- 精密部品メーカー M社 愛知県本社工場
- 製品名
- マグネットセパレーター 型式MGK-18-U
- 導入数量・規模
- 3台
- 導入年
- 2024年
高コスト
パフォーマンス
超高精度濾過
高粘度液体対応
クーラントの種別、粘度、処理流量、設置スペース。多岐にわたるお客様の条件に応えるため、豊富な製品ラインナップを揃えています。 高精度モデルからコストパフォーマンスに優れたモデルまで、必ず最適な1台が見つかります。
コンビネーション
濾過システム
ペーパーフィルター
コンビネーション
濾過システム
ラムダフィルター
濾過システム
「工場全体の濾過効率を上げたい」「複数の加工ラインを一括管理したい」
そんなご要望には、濾過工程全体を見据えたシステムをご提案。スラッジ対策を起点としたトータルソリューションで、お客様の生産性を最大化します。
2µm 95%以上の超高精度※。油性クーラントも高い除去率を実現。
強力脱水で加工液の持ち出しを抑制します。
※弊社にて実施した性能試験結果です。
USECASE
※導入後のスラッジ回収の様子
自動車用部品(材質:S45C)
お客様の現場では、CBN砥石を用いた高精度加工において、
他社製マグネットセパレーターの濾過精度不良により、
クーラント液中の微細スラッジ(~5μm以下)による面粗さのばらつきやスクラッチ傷が発生していました。
これにより、再加工の頻度増加や、加工の安定性に影響が出始めていたため、
微粒子対応の超高精度型マグネットセパレーターの導入が検討されました。
実際の加工ラインに当社製品を試験的に導入し、他社製品と比較検討した結果、ノリタケのMGK型の方が濾過精度が高く、スラッジの脱水性も良好
であったため、本格的な導入に至りました。
導入後は、ワークの面粗さが安定したことに加え、再加工頻度が最大30%減少するなどの改善が見られるようになりました。
また、クーラント液の透明度も維持されるようになり、タンク内に滞留する汚れも低減していると目視で確認できました。
クーラント液・再加工コストで年間約30万円の削減効果が見込まれ、2年程度で投資回収可能と判断しています。
※装置導入の運用効果は、弊社にて測定/算出したものとなります。
「高精度加工ラインでは、目立たないところの安定感が加工品質につながる」と現場でも評価され、 信頼性の高い周辺装置として必須となりつつあります。
※導入後のスラッジ回収の様子
印刷用版ロール
お客様の現場では長年フィルター式濾過装置を使用していましたが、
フィルター交換の手間と交換コストの発生(月間約15,000円程度)、
加えてスラッジが完全に取り切れずクーラント液のにごりが早期に発生するという課題がありました。
お客様からは「メンテナンスの手間を減らしつつ、もっと安定してクーラント液の透明度を維持できる装置がないか」と相談があり、
まず1ラインにマグネットセパレーターMGK型を試験導入いただきました。
3ヶ月運用してみたところ、クーラント液の透明度が改善し、フィルターの交換頻度が減少しました。
その結果、フィルター交換の人件費削減が見込めています。
また、月1回行っていたタンク清掃も3ヶ月に1回程度で済むようになりました。 クーラント液の清浄度が向上したことでクーラント液の交換頻度も減少しました。
年間約20~30万円程度のコスト削減効果(フィルター交換、クーラント液交換)が見込めるため、2年以内で投資回収可能と判断しています。
※装置導入の運用効果は、弊社にて測定/算出したものとなります。
「クーラント液が汚れにくくなって作業しやすい」「構造がシンプルで掃除もラク」と好評で、省メンテで現場の負担が軽くなったとの声をいただきました。他のラインへの導入も現在検討いただいております。
※導入後のスラッジ回収の様子
鋳物部品 材質:FCD
お客様の現場では、鋳物材質の研削工程で既存のクーラント濾過装置の性能に課題を抱えていました。
鋳物加工では、スラッジが微細になりやすく、含有カーボンがクーラント中に分散するため、
タンク内はドロドロした状態になりがちです。
1次処理で使用するマグネットセパレーターの濾過精度が低いと、
スラッジがタンク内に堆積し、定期的な清掃作業が必要となっていました。
このため、清掃にかかるコストが増大し、作業効率にも悪影響を及ぼしていました。
当社製品は、既設メーカーよりも濾過精度、脱水性を向上できる可能性があり、試験導入にて検証を進めました。
試験導入から1ヶ月で、タンクへのスラッジ堆積速度の違いが確認されました。
さらに、タンク内に循環回路を設けたことで沈殿したスラッジまで回収できるようになり、清浄度の向上が見られました。
具体的には、清掃頻度が60%減少し、清掃工数の削減につながっています。
また、液中に滞留するスラッジが減少したことで液の劣化が抑えられ、
腐敗臭の発生抑制やクーラント液の研削性維持にも効果が見られています。
※装置導入の運用効果は、弊社にて測定/算出したものとなります。
お客様からは「新型マグネットセパレーターを導入してから、タンクの清掃が格段に楽になり、コスト面でも大きなメリットを感じています。 生産効率も向上し、大変満足しています。」とコメントをいただいており、「他ラインへの展開も進めていきたい」と検討いただいています。
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