夏の森

ツバメシジミ

分 類
チョウ目・シジミチョウ科
時 期
春から秋
分 布
日本全土
環 境
平地から高い山までの丈の低い草はら。
大きさ
ハネの長さ:0.9~1.9cm

後バネに、小さな赤い斑と尾状突起(びじょうとっき)と呼ばれる細長い飾りがついています。幼虫は、シロツメクサなどのマメ科の植物を食べて育ちます。
ノリタケの森では、ビオトープそばの草はらで観察できます。

ノリタケの森で見られる場所
芝生ひろばなど
ツバメシジミ

ツマグロヒョウモン

分 類
チョウ目・タテハチョウ科
時 期
春から秋
分 布
本州・四国・九州・沖縄(近年分布が北上)
環 境
平地から丘陵地までの草はら
大きさ
ハネの長さ:2.7~3.8cm

メスの前バネの先が黒く目立ちます。幼虫は本来スミレの葉を食べて育ちますが、最近では同じスミレ科のパンジーを食べて、分布を拡大しているようです。
ノリタケの森では、夏から秋にかけてよく、芝生の上などで見られます。

ノリタケの森で見られる場所
芝生広場のような開けた草地
ツマグロヒョウモン

イチモンジセセリ

分 類
チョウ目・セセリチョウ科
時 期
春から秋
分 布
北海道の南部・本州・四国・九州・沖縄
環 境
平地から丘陵地までの各所
大きさ
ハネの長さ:1.5~2.2cm

茶色く、ガのような姿をしていますが、チョウの仲間です。名前は、後バネにある白い斑が一列に並んでいるところに由来しています。幼虫はイネ科の植物を好み、ススキやエノコログサの葉を食べて育ちます。
ノリタケの森では、秋に花壇のそばなどで見られます。

ノリタケの森で見られる場所
ビオトープ付近の草はら、花壇周辺。
イチモンジセセリ

アブラゼミ

分 類
カメムシ目・セミ科
時 期
成虫は夏
分 布
北海道、本州、四国、九州
環 境
平地の樹林地
大きさ
全長(ハネの先まで)5.3~6.0cm

鳴き声が油で揚げる音に似ていることからこの名前がついたと言われており、茶色いハネが特徴です。ケヤキや桜を好みます。ノリタケの森では、敷地の中の樹木について鳴いている様子が観察できます。

ノリタケの森で見られる場所
敷地内の高木
アブラゼミ

クマゼミ

分 類
カメムシ目・セミ科
時 期
成虫は夏
分 布
本州(中西部)、四国、九州、沖縄
環 境
平地の樹林地
大きさ
全長(ハネの先まで)6~7cm

大型のセミです。西日本中心のセミでしたが、近年分布を東へ広げています。午前中に鳴くので、早めに来て観察してみてください。

ノリタケの森で見られる場所
敷地内の高木
クマゼミ

カルガモ

分 類
カモ目・カモ科
時 期
一年中
分 布
日本全土(北海道では夏鳥)
環 境
池や沼、河川、海辺などの水辺
大きさ
全長:約60cm

クチバシの先の黄色い模様が特徴です。オス・メスともに、ほとんど同じ模様をしています。市街地でも一年中生息していて、公園の池などで子育てする様子が見られることもあります。
ノリタケの森では、静かな早朝などにビオトープ池にやって来ます。鳴き声:グェッグェッ

ノリタケの森で見られる場所
ビオトープ付近
カルガモ

キジバト

分 類
ハト目・ハト科
時 期
一年中
分 布
日本全土(北海道では夏鳥)
環 境
平地、山地の林、公園や市街地、農耕地など
大きさ
全長:33cm

名前の由来は、翼の模様がキジのメスに似ているためと言われています。駅前などにいるドバトとは異なり、日本に昔からすんでいる在来のハトです。
ノリタケの森では、施設内のあちこちで観察されています。鳴き声:ゼゼッポー、ゼゼッポー

ノリタケの森で見られる場所
施設内の大きな樹木付近
キジバト

サギ類

分 類
ペリカン目・サギ科
時 期
一年中
分 布
アオサギ:全国、ダイサギ・コサギ:本州~沖縄
環 境
湖沼、河川、水田、干潟。街中の小さな池にも
大きさ
アオサギ・ダイサギ約90cm、コサギ60cm

アオサギは日本のサギ科の鳥では最大級です。あまり動かず、水辺でじっとして魚などが近づくと首を伸ばして捕えます。ダイサギ・コサギはいわゆる白鷺の仲間で、大きさによって種が分かれています。ノリタケの森では、人のいない早朝などに、ビオトープで魚などを狙っているようです。鳴き声:ゴァー

ノリタケの森で見られる場所
ビオトープ付近
サギ類

サシバ

分 類
タカ目・タカ科
時 期
春から秋
分 布
本州・四国・九州沖縄では一部が越冬
環 境
樹林や田んぼなどが組合わさった里山など
大きさ
全長:約50cm 翼を広げると102.5~115cm

日本では、春から秋まで見られる夏鳥で、冬は東南アジアなどに移動します。愛知県伊良湖岬は渡りの様子を観察するポイントとして有名です。
町中には生息しない鳥ですが、秋にノリタケの森の上空を鳴きながら飛ぶ姿を確認しました。南へ渡る途中だったと思われます。鳴き声:ピックイー

ノリタケの森で見られる場所
上空
サシバ

モズ

分 類
スズメ目・モズ科
時 期
一年中
分 布
日本全土(北海道では夏鳥)
環 境
平地の林や農耕地、河原など
大きさ
全長:20cm

体は小さいのですが、大型の昆虫やトカゲ、小鳥などまで捕まえて食べる獰猛な鳥です。秋には縄張り(なわばり)を宣言するために、高い木や電線などにとまって、大きな声で「高鳴き」をします。
都会では少ない鳥ですが、ノリタケの森では、秋にビオトープ付近で見られました。鳴き声:キィー、キイキイキイ

ノリタケの森で見られる場所
ビオトープ付近
モズ