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ノリタケの森ギャラリー

第15回 十二人展

開催日:2025年11月25日(火) ~ 2025年11月30日(日)

12人の作家によるオブジェや器等の作品を展観します。

2018年の第1回から第14回までは、多治見のイベントに合わせて年2回多治見市内で開催してきました。今回からは、十二人展単独で、会場も名古屋に移して開催することとします。陶芸関係のイベントがあまり無い時期、会期も長いので、お時間のあるときにゆったりと見ていただけたらと思います。

12人は多治見や瀬戸の陶芸を学ぶ学校の出身者など若手の作家です。個展などに道を開いたり、別イベントで出せなくなったりして毎回数名が入れ替わり、今までに62名が参加しました。今回も新たに2名が加わります。

伝統からクラフト、重厚から軽快、茶陶から日常食器、オブジェから器など、幅広いジャンルで12人を集めましたので、それぞれの個性ある作品をお楽しみください。

【出品作家】
旭守男  飯村わかな  江口智也  大谷哲郎  影山誠  鬼頭里美  木村扶由子  關共歩  寺元詩織  古田博世  ぶんのまお  森田愛子

旭 守男

山から掘り出したままの原土を、石粒などをふるい分けるだけでそのまま使っています。色んなものが混じり合って、土が自然な表情を見せてくれます。

2013年 愛知県立窯業高等技術専門校 修了

2015年 岐阜県立多治見工業高等学校専攻科 (陶磁科学芸術科)修了

【公募展】

庄六賞茶盌展(美濃茶盌展)入選 (2013,2014,2016,2018,2020,2022)

めし碗グランプリ展 審査委員長特別賞 (2015)

美濃陶芸展 入選 (2015,2017,2019)

現代茶陶展 入選 (2018,2022)

東海伝統工芸展 入選 (2019)

現在形の陶芸 萩大賞展V 入選 (2019)

 【個展】

道の駅「志野・織部」(2015,2018,2019,2021,2023,2025)

陶芸ギャラリー&茶せんラテの店「玄保庵」(2016)

ギャラリー翔 (2018,2020)

飯村わかな

妖怪や骸骨をモチーフにした、奇妙だけど美しい、不思議な雰囲気が漂う作品。 器とともにちいさな妖怪たちが、ひっそりと生活に紛れます。

江口智也

古くから伝わる「三島手」という技法に惹かれて、そこに自分なりの感覚を重ねながら製作しております。

大谷哲郎

しのぎと化粧土の風合いをいかした花器など、ゆったりとした時間を過ごすためのうつわを制作していきたいと思っています。

2013年  第31回 長三賞常滑陶芸展入選

2014年  瀬戸窯業高校専攻科卒業

2015年  第44回 長三賞常滑陶業展入選

2016年  第9回 現代茶陶展入選

     第2回 瀬戸藤四郎トリエンナーレ入選

2017年  第10回 現代茶陶展入選

2018年  第11回 現代茶陶展入選

       第7回 そば猪口アート展入選

2019年  第3回 瀬戸藤四郎トリエンナーレ入選

2020年  第13回 現代茶陶展入選

2022年  第14回 現代茶陶展入選 

                 第4回 瀬戸藤四郎トリエンナーレ入選

影山誠

愛知県瀬戸市にて作陶しています。愛着の湧く器を作りたいと思っています。

 
1969年  愛知県名古屋市に生まれる 
     大学卒業後、電機メーカーにて10年勤務

2006年  瀬戸窯業高校陶芸専攻科 終了 /  愛知県瀬戸市にて作陶開始

2007年  酒の器展 大賞

2010年  高岡クラフトコンペ 優秀賞 

2013年  めし碗グランプリ展 審査員特別賞

鬼頭里美  

美術経験がないまま陶芸を始めて10年程になります。失敗し努力の中、新しい自分に出会い挑戦する日々です。

2019年  愛知県立瀬戸窯業高等学校専攻科 卒業

2024年  岐阜県立多治見工業高等学校専攻科(陶磁科学芸術科)修了

 

2018年  瀬戸市美術展 陶芸部門 奨励賞

2024年  ぎふ美術展 工芸部門 優秀賞 

木村扶由子

1984年東京生まれ

美術大学で油絵を学ぶ

京都府立陶工高等技術専門校図案科で陶磁器の絵付けを学ぶ

愛知県瀬戸市の製陶所で絵付けの仕事に従事しながら個人での作陶も少しずつ

2020年頃から『工房ふゆ木立ち』の屋号で個人の作陶活動を本格的にスタートする

2023年地元の東京練馬区に工房移転

現在は練馬のガレージの片隅で、絵付けにこだわった作品を作っています。

 

關共歩

できるだけ自力で採取した土や石等を本に、自作の手回し轆轤で作成しています。それぞれの土の手触りと自然な回転に合わせて挽いています。

寺元詩織

お茶やコーヒーに関連するアイテムを中心に、陶磁器を制作しています。流れゆく日常に馴染む使いやすさを持ちつつ、そんな日常を少しだけ丁寧に送るきっかけとなるようなうつわをつくりたいと思っています。

【略歴】

1996年  東京都生まれ

2016-2020年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科
                      クラフトデザインコース陶磁専攻 

2020-2024年  同大学工芸工業デザイン学科 助手

2024年-現在   瀬戸市新世紀工芸館 陶芸コース22期研修生

【出展歴】

2019年  企画展「会津柳津の食卓」斎藤清術館(福島県)、
              渋谷ヒカリエ8F 8/CUBE(東京)

2021年  企画展「黒帯~燗酒とともに」福光屋 丸の内店(東京)

2023年 「GARDEN museum market」
              静岡県立美術館屋外(静岡)

2024年 「Exhibition of Two Artisan  寺元 詩織 × VitaMia jewel」 
              丸善名古屋本店(愛知)

2024年  二人展「土と青」ギャルリ朔(東京)

 

古田博世

白磁土に顔料を混ぜた色土を練り込み、ロクロで成形を行なっています。 くるくる渦巻く模様を「風」に見立て、食卓へ幸せを運ぶ風をイメージして制作しています。

 【略歴】

1993年  名古屋造形芸術短期大学 卒業

2018年  愛知県立窯業高等技術専門校 修了

2021年  愛知県立瀬戸窯業高等学校 セラミック陶芸専攻科 修了

2023年  瀬戸市新世紀工芸館 陶芸コース 修了

【活動】

2025年  十二人展

     「うつわと私」/名古屋栄三越

           ツクリテの仕事/瀬戸市新世紀工芸館

       茶碗と酒器の競演展/名古屋栄三越

ぶんのまお 

複数の色の粘土を組み合わせて模様を描く「練り込み技法」を用い、動物を描いた器を中心に制作しています。
この技法は金太郎あめのように、どこを切っても同じ柄が現れ、裏表が同じ模様になるのが特徴です。
絵付けのように自由に模様を描くのは難しい技法ですが、この技法特有の奥深さや面白さを楽しんでいただけるよう心掛けています。

森田愛子

鉄や銅などさまざまな酸化金属を釉薬の中で発色させた器です。
細かな気泡や貫入、結晶により、やわらかい手触り、色の濃淡、もやのような奥行きのある表情が現れます。

1985年  広島県出身

2006年  比治山大学短期大学部美術科卒

2008年  多治見市陶磁器意匠研究所卒

2022年  屋号「こぐま窯」で活動開始


開催概要

期間
2025年11月25日(火) ~ 2025年11月30日(日)
時間
10:00~18:00 ※最終日は16:00まで
会場
ノリタケの森ギャラリー 第一展示室