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開催日:2026年1月16日(金) ~ 2026年1月18日(日)
仕覆という一般通念は茶道界で「茶入れ」を包む袋を指します。茶道の点前で最後に「拝見」を所望するものの1つで「一子相伝」で継承されてきました。この「茶入れ」に仕える袋を「仕覆・仕服・紙服=しふく」といいます。
「仕覆」の呼称は大正時代に始まりますが、仕覆自体は室町時代に花開いた日本独自の袋ものの形です。この凛とした美しい袋の形を現代の日常生活に取り込んで「活かしたい」と望み、その可能性を求めて発信を続けています。
また古い綿布の維持保存にも心を砕き、復元の難しい綿布を用いて制作をしています。ぜひご高覧ください。
栁順子 略歴
福岡県生まれ 女子美術大学卒 仕覆制作家
1975 染織を始める。国画会入選、九州女流美術家協会所属、モダンアート所属後、仕覆制作開始
1996~2024 東京にて仕覆教室「絲遊会」主宰
1998 「仕覆を愉しむ」京都書院より上梓
2002 「命を包む」文化出版局より上梓
2016 「仕覆ものがたり」里文出版より上梓