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ノリタケの森ギャラリー

技巧の探究 手わざ展

開催日:2026年8月11日(火) ~ 2026年8月16日(日)

手作業による精緻な技巧を探究し続けている作家たちの展覧会

【木版画】酒井政保
木版画には「板目木版」と「木口(こぐち)木版」があります。板目木版は江戸時代の浮世絵が有名で、今でも多くの方が作品を作っています。堅い木の輪切りの部分に彫る木口木版は明治時代に西洋から伝わり、細かい表現に適しています。
同じ木版画でも彫刻刀・版木・紙・絵具・刷り方など全てが異なり全く別の版画と言えます。板目木版から彫り始めましたが細かい所が表現できず、数年後に木口木版を始めました。今回は両方の技法の作品を展示しますので、じっくり違いをご覧ください。

 

【針金アート】橋寛憲
一本の針金を一筆書きの要領で曲げて作品を作っています。主なモチーフは自分が好きな「いきもの」です。作品はいきものの「目」から作り始めます(左目が多いです)。目の大きさから顔、顔から頭、頭から体、と比率で全体が決まります。
設計図やスケッチは描きません。いろいろな角度の画像を見て、頭の中で立体が把握できたら作り始めます。制作中は常に画像を見て、細かな特徴を見逃さないように調べながら作ります。形だけではわからない動きやしぐさは動画や、実物を見て調べます。生息場所や食べ物、骨格なども調べます。そのいきもの「らしさ」や「雰囲気」まで出すことができればと思っています。作品の中に生きている姿を見出していただき、モチーフになったいきものに興味を持っていただければとても嬉しいです。

【ペン画】松野ちり子
私が使用する画材は、金属のペン先にインクを付けて描く「ツケペン」です。非常に細かい表現が可能で、力の加減により線に抑揚をつけることもできるため線のみで様々な質感を描く事ができます。実在の動物をモチーフにすることが多いのですが、写実というよりは私自身が「美しい・愛しい・理想的である」と感じる線を選んで描いています。理想とする表現のために厳選された線と、その線が形作る作品たちを心ゆくまでお楽しみください。

【紙造形】RYOSUKE
幼少の頃に没頭していた折り紙から生まれた、紙一枚を繋げたまま編み込む様にして造る紙造形。
切り離さずに作る造形は「縁起の良さ」「自分の思想を作品に繋ぐ」「見る人へと繋ぐ」といった意味が込められています。紙一枚であるからこその表現、紙らしさを活かした表現から、造形の美しさや前向きなエネルギーを感じていただけますと幸いです。


開催概要

期間
2026年8月11日(火) ~ 2026年8月16日(日)
時間
10:00~18:00 ※最終日は16:00まで
会場
ノリタケの森ギャラリー 第一展示室