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結合剤

結合剤

結合剤は切れ刃である砥粒を結合・保持するのが役目です。
そのため、研削抵抗や回転応力に耐えられる強度が必要です。同時に、砥粒の摩滅磨耗の進行に伴う研削抵抗の増加によって破砕し、砥粒が適度に自生することが必要です。
結合剤の主なものとしては、ビトリファイド(V)、レジノイド(B)、ゴム(R)、メタル(M)、電着(P)等が有ります。
それぞれの特性を生かした用途に使用されます。

結合剤の性質と主な用途
結合剤 特 徴 性 質 用 途
ビトリファイド(V)

 

  • ・長石、陶石、粘土等窯業原料を微粉砕・混合した物で、900 ~1300℃で焼成する。
  • 結合度を広範囲に作れる。
  • 適応砥粒:A系、C系、CBN、ダイヤ。

 

  • 砥粒の保持力が強い。研削油の影響を受け無い。
  • 経時変化がなく品質が安定している。
  • 高弾性率のため、形状保持性に優れている。

 

  • 精密研削
  • 円筒研削(クランク、カム)
  • ホーニング
  • 超仕上

 

 レジノイド(B)
  • 熱硬化性樹脂(フェノール樹脂等)を主体とした物で、150~200℃前後で熟成する。
  • 低温のため、適当な補強材や添加剤が使用出来る。
  • 適応砥粒:A系、C系、CBN、ダイヤ
  •  ビトリファイド結合剤より強度が高いので、高周速度で使用出来る。
  • 弾性率が低いので、衝撃の大きな粗研削に使用出来る。

 

  • 高圧、高速の自由研削
  • ロール研削
  • 工具研削
  • 切断、オフセット研削
  • ディスク研削
ゴム(R)
  • 天然あるいは人造の硬質ゴムを使用し、180℃前後で加硫する。
  • 適応砥粒:A系、C系
  • レジノイド結合剤より弾性率が低い。
  • 研削熱による軟化防止策として湿式研削で使用する。
  • センタレス研削用コントロール砥石
  • 切断(湿式用)
メタル(M) 
  • ブロンズ、スチール系金属粉末を混合した物で、500~1000℃で焼結する。
  •  適応砥粒:CBN,ダイヤ
  • 砥粒の保持力が大きく、熱の影響も受け難いため寿命が長い。
  •  寿命重視、形状維持性重視の用途
  • コンクリート、アスファルトの切断
電着(P)
  •  金属めっき(Ni)を用い、母材に砥粒を一層分固定する。
  • 適応砥粒:CBN,ダイヤ
  •  砥粒層が1層なので突き出しが大きく、切れ味が非常によい。
  • 複雑形状のホイールが製造可能。
  • 高能率加工用
  • 異形高精度品

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