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安全のためにすべきこと

すべきこと

砥石の使用

砥石は基本にそった使い方をしていただければ安全な工具です。

しかし、誤った使い方や不注意な機械の取り扱いをされますと、砥石の破損に結びつきます。

 

安全作業のため下記の“すべきこと”“してはいけないこと”を必ず守ってください。

◎すべきこと
  1. 砥石の取り扱いは“ころがすな・落とすな・ぶつけるな”の三原則を守ること。
  2. 砥石の保管は、整理棚などで乾燥した場所でおこなうこと
  3. 機械へ取り付ける前に、砥石のひび・われ・かけなどの外観検査と打音検査をすること。
  4. 砥石に表示されている最高使用周速度・寸法などが、機械に適合していることを確認すること。
  5. フランジは、外径と接触幅が左右等しく、適正なものを使用すること。
  6. 砥石についているラベルを使用すること。ラベルはフランジ径より大きく、よごれ・やぶれのないものを使用すること。
  7. バランスウェイトでバランスをとること。
  8. 砥石とワークレストのすきまは3mm以下とし、砥石と調整片のすきまは3~10mm以内に調整すること。
  9. 軸付砥石については、機械装着後の砥石軸の長さは13mmを標準として使用すること。
  10. 砥石カバーは、常に砥石の1/2以上をおおう適正な物を使用すること。
  11. その日の作業開始前に1分間以上、砥石を取り替えた時は3分間以上の試運転をすること。
  12. 携帯用グラインダについては安全な場所で試運転をすること。
  13. 作業中は、保護メガネ・防じんマスクなどの保護具を着用すること。
  14. バランスくずれを避けるために、研削液をとめて完全に振り切りしてから、砥石の回転を止めること。
  15. 火花の飛散を、しゃへい板などで防止すること。
  16. 呼吸器疾患を防止するために、粉じんの発散防止と十分な換気をすること。
×してはいけないこと
  1. 落としたり、ぶつけた砥石や、検査で異常があった砥石は使用しないこと。
  2. 砥石の孔径が機械に適合しない場合、無理に押し込んだり、孔径の改修をしないこと。
  3. 砥石に表示されている最高使用周速度をこえて使用しないこと。
  4. 砥石の接触面に変形・きず・よごれ・さびのあるフランジは使用しないこと。逃げ部のないフランジは使用しないこと。
  5. ナット付砥石の場合には、逃げ部のあるフランジ(台板)は使用しないこと。
  6. 砥石をフランジへ取り付ける際は、ナットを締めすぎないこと。
  7. 側面の使用を目的とする砥石以外は、側面を使用しないこと。
  8. 砥石カバーを取り付ける前に、砥石を回転させないこと。
  9. 加工物を無理に砥石に押しつけないこと。また、砥石を無理に加工物に押しつけないこと。
  10. 回転中の砥石には直接身体を触れないこと。
  11. 試運転時には、砥石の回転方向の前には立たないこと。
  12. 携帯用グラインダ作業では、砥石の回転が完全にとまらないうちに、グラインダを台・床・加工物などの上に置かないこと。
  13. 引火・爆発の恐れのある場所では研削作業をしないこと。
  14. 火花の飛ぶ範囲内には立ち入らないこと。
  15. 安全教育を受けていない方は、砥石の取り替え・試運転をしないこと。

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