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加熱殺菌・火入れ装置

エンジニアリング

日本酒、甘酒を瓶詰前に加熱殺菌する設備です。スタティックミキサーを内蔵した熱交換器にて確実に、均一に加熱殺菌を行います。

技術のポイント

スタティックミキサーを内蔵した熱交換器
  • スタティックミキサー内蔵熱交換器

お酒を加熱殺菌する熱交換器にスタティックミキサーを内蔵した多管式熱交換器を採用。
常に攪拌しながらお酒に熱を加えるので、熱による酒質の劣化を防止できます。
また、にごり酒や甘酒のような固形物の入ったお酒でも、詰まることなく均一に加熱殺菌することができます。

他の加熱殺菌方式に対する優位点
プレートヒーター、プレート式熱交換器

・プレートヒーターは、プレート間のパッキン交換など、メンテナンスや分解洗浄にとても手間がかかる。ノリタケの熱交換器のパッキンは入口出口の2枚のみ。スタティックミキサーも簡単に取り外せるため容易にメンテナンスや分解洗浄を行うことができる。
・プレートヒーターの流路は非常に狭いため、固形物が詰まりやすい。ノリタケの熱交換器は管状流路で直径4mmまでの固形物は通過できる。
・プレートヒーターは各プレートを並列にお酒が流れるため、プレート出口での加熱温度が振れやすく、安定しない。ノリタケの熱交換器はスタティックミキサーで常に均一に撹拌されるため、加熱殺菌温度が一定となる。
・プレートヒーターはとても熱交換効率が高いが、熱が伝わりすぎて酒質を劣化させることがある。ノリタケの熱交換器はスタティックミキサーによって伝熱部分も常に攪拌されており、熱を与えすぎることがなく劣化も少ない。

ジュールヒーター、ジュール加熱式殺菌装置

・ジュール加熱では、流れるお酒全体へ均一に熱を加えることができ、酒質の劣化が起こりにくい。ノリタケの熱交換器は金属管を通じた伝熱ではあるが、スタティックミキサーによって常に攪拌されており、ジュール加熱と同様にお酒全体へ均一に熱を加えられる。
・ジュール加熱式加熱殺菌装置は使用する電力が非常に大きく、一般の酒造会社では電源設備の増強や契約電力量の積み増しが必要となってしまうことと、本体も高価であるため導入コストが高額となる。ノリタケの加熱殺菌装置は蒸気を熱源としており、従来のプレートヒーターとの置換えが可能で導入コストが比較的安価となる。

対象品目

・日本酒
・甘酒、にごり酒、果実酒

効果

・日本酒だけでなく、にごり酒や果実酒など様々な種類のお酒を同じ加熱殺菌装置で火入れできるようになり、生産運用が楽になった。
・従来の火入れ方式と比べて、流通・長期保存後の香りが良好に維持されていた。

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